2019年春期のIPA(情報処理推進機構)情報処理技術者試験にて、プロジェクトマネージャ試験に合格しました。
二回目の受験での合格です。
試験結果の詳細は以下です。
受験時点のPMスペック
- 5千万円~1億円規模のプロジェクトマネジメント経験。
- 1億円超規模のサブシステムリーダー経験。
- 組織は CMMI Level 5 達成。
勉強方法
午前2
プロジェクトマネージャ過去問道場を通勤電車の中で時々実施。約4時間くらいか。
他の試験と同様に計算問題は捨てる覚悟でした。
午後1
特に対策なし。
午後2
- 「合格論文の書き方・事例集」を購入し、論文事例を読み、論文に記述する内容について範囲や詳細度、ポイントを把握しました。
- 「情報処理教科書」(通称:教科書、みよちゃん本)を購入し、論述方法について理解しました。
- 事前にテンプレート(論述の対象とするプロジェクトの概要)を実際に記載して、対象とするプロジェクトを再確認しました。
- 私の場合、どのような問題が来ても事前に決めておいたプロジェクトに関する内容で記載するつもりでした。そのため、基本的な品質管理、進捗管理、コスト管理に関する論文骨子はイメージしておきました。)
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試験終了時の感触
午前1
免除
午前2
確実に正答したと思える問題が約70%。
午後1
問2「IoTを活用した工事管理システムの構築」と問3「プロジェクトの定量的なマネジメント」を選択。
問2を選択した理由は、問題文に「WBS」のキーワードが含まれていたから。
問3を選択した理由は、CMMIでは定量的プロジェクトマネジメントが重要視されるため、経験が活かせそうだったから。
午後2
問1「コスト超過の防止」を選択。
選択理由は、EVMを絡めながら経験が活かせそうだったから。
論旨は「EVMで共通モジュール製造のSPI悪化。CPIは悪化していない。つまり、投入不足が疑われる。調査の結果、兼任している他プロジェクトが投入過多となっていた。」というもの。
最後に
私の場合は実際にプロジェクトマネージャ経験あり、PMBOK知識あり、という状態で挑んだため、個人的には不合格は情けない、という意気込みでした。
しかしながら、さすがに勉強、対策なしはあり得ません。
特に高度情報処理技術者試験の場合、午前2は過去問から50%近く出題されます。この対策として過去問道場はとても有用なサイトだと思います。
午後1は国語力と経験が試される問題です。経験がなくても、教科書的にどうすべきかをイメージできれば合格のチャンスはあります。私の感覚ではありますが、ひねった回答は求められておらず、「当たり前」のことを書けばそれが正答であるような気がします。
午後2については、私は経験をもとに記載しました。時々、午後2対策として「問題文をそのまま論文構成にすればよい」との記載も見受けられますが、これはおすすめできません。なぜなら、試験の講評に「問題文の記述内容を真似したり」することを否定することが記載されているからです。ここは経験(もしくは経験のイメージ)と考えに基づいた内容を記載すべきです。
コメント
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プロジェクトマネージャ過去問対策.com
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